家づくりのQ&A

「家づくり」を考えはじめたとき、まず、誰に聞いたらよいか分からない、フト疑問に思うことなどはありませんか。
ここでは、「家づくり」にまつわる基本的な知識をはじめ、「安心・安全住まいづくりの会」がよく受ける質問などをご紹介します。



Q.マイホームは、どこにどうやって頼むのが一番安心なのか分かりません。

A.

「家」を手に入れる方法や入手先などは、一般的に以下の5つが考えられます。以下を踏まえたうえで家づくりのパートナーを探しましょう。

@ハウスメーカー

家という「商品」を売る会社。

大量仕入れやプレハブ化などによって庶民に手が届く値段で「商品」を供給することを目指した企業です。
間取りの打ち合わせは標準で3回程度で、その打ち合わせた担当者は営業マンなので、契約後はほとんど顔を見せないということが多くあります。

A建売住宅

見えない箇所の工事が不明確。

完成後に購入するので構造体や基礎などの見えない部分が、どう施工されているのか分からないのが建売住宅です。購入者が見えない、知らないのをいいことに粗悪な建物が多いのが現状です。実際、建売住宅のトラブルは後を断ちません。

B工務店

直取引は専門知識があれば安心。

文字通り住宅の工事を請け負う会社です。地域で長くつづいている工務店であれば安心できますし、社長の判断ひとつで契約金額をおまけしてくれることもあります。でもよく考えてみてください。逆を言えばそれだけ見積りがドンブリであるということ。必要なことを適正価格で行ってくれているかどうかや、現場のチェックが大切です。工務店に依頼する場合は、設計事務所への業務委託もセットで考えるのが、ベストの選択肢と言えます。

C不動産会社

土地にどんな条件があるか確認。

良い土地を見つけたら、それが「建築条件付」だったということがあります。例えばその土地を売る条件として期限内に指定の工務店で家を建ててくださいというものなど。不動産屋さんが工務店を指定してくるため、信頼関係を結べない状態で契約というケースも。現場のチェックは素人では無理なので、設計事務所への業務の委託もセットで考えてください。

D設計事務所

専門知識を持ったあなたの代理人。

設計事務所は販売も工事もしません。所属する建築士が建物の計画や設計をしたり、工事のチェックや役所の手続きの代行を行なったりします。
建築についての専門知識がないあなたに代わって、見積りの査定や工務店への注文をするので、住まいにこだわりを求める方や、納得しながら家を建てたい方、変形敷地や狭敷地を考えている方にとっては、一番に考慮するべき選択肢です。
また建築士は工事中の現場を、「監理」することができます。専門知識がなければ、適当な工事をされても気がつかないまま家が建ってしまうのです。
ただし、これらのメリットを甘受するためには、あなた自身が設計事務所と契約をしましょう。



安心・安全 住まいづくりの会

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